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マイルで行くグアム旅行記2017(準備編2)ESTA申請

4年前のグアム旅行の際、入国審査が長蛇の列となって子どもを抱っこしながら2~3時間並んだ苦い思い出があります。今回の旅行もグアムへの到着時間が前回とほぼ同じということで入国審査に時間がかかることが心配です。

今回はその対策として入国審査を簡略化してくれる「ESTA(電子渡航承認システム)」の申請について紹介します。

 

 〈目次〉

 

ESTA(電子渡航承認システム)とは?

 

ESTAとは、米国国土安全保障省が2008年8月1日より開始した、電子渡航認証システムです。2009年1月12日より米国本土へ旅行の際はESTAの申請が義務化されています。よって、アメリカ(ハワイ含む)へ行く時は必ず事前手続きが 必要で未了であれば日本を出国できないことになります。

グアムもアメリカなので事前に手続きが必要と思われた方もいるかと思いますが、「グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム」という制度があり、日本からの直行便で到着する場合は入国審査書類を記入することでESTAの手続きが免除されます。

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グアム空港の混雑時間

 

グアムへの到着時間は「16:45」を予定しています。前後2時間の日本からの到着便を確認してみます。成田から3便、関西から2便、名古屋・福岡から各1便となっていて混雑しています。混んでいる列にさらに追加で並ぶことになるのが想定されます。

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日本からだけではなく、韓国などからも到着が重なるようで1日の中で最も混雑している時間帯でしょう。

 

ESTA申請のメリット

 

混雑するのが目に見えてますが、ESTAを申請することでどの様なメリットがあるのでしょうか。

 

・入国審査書類の省略

機内で配布される入国審査書類は3枚ですがESTA手続きが完了していれば2枚が省略できます。もう1枚は税関申告書になりますので、そちらは入国審査が終わって荷物を受け取った後に提出するものになります。

家族全員分の入国審査書類を頑張って記入するお父さんをよく見ますが、それが軽減されることになります。我が家も私が全員分記入します。(笑)

 

・ESTA専用レーン

これが最大のメリットでしょう。通常の入国審査レーンとは別にESTA専用レーンが設置されています。審査内容も軽減されるので、1人に要する時間も短く早く入国できることになります。

 

・2年間有効

ESTAはグアム専用のものではなく、1度手続きすれば2年間アメリカ全土で適用することができます。アメリカに渡航予定のある方は手続きしたほうが良いでしょう。

 

 ESTA申請の注意点

 

限られた旅行時間を快適に過ごすためにもESTA申請がおすすめですが、注意点もありますので総合的に判断する必要があります。

 

・ツアー旅行者は注意

ツアー旅行などの団体旅行者は空港からバスで移動するので、他の旅行者の入国審査が終わるまで待つ必要があります。ESTAのお陰で入国審査が早く終わっても結局待つことになります。個人旅行者は他の旅行者を待つ必要がないので効果が大きいでしょう。

 

・手数料

申請には1人14ドルの手数料が必要になります。例えば1時間短縮できるとすれば私は十分に価値があると思います。

 

・申請は公式サイトから

申請に進まれる方は必ず公式サイトから手続きしましょう。「ESTA」で検索すると沢山のサイトが出ます。手続代行業者のサイトで手数料を徴収されたという事例もあるようです。アメリカ政府のHPアドレスには「gov」というドメインが付いてます。ちなみに私はこちらのサイトから手続きしました。

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https://esta.cbp.dhs.gov/esta/application.html?execution=e1s1

 

 

ESTA効果の検証

 

申請手続きは家族全員分するのに1時間程度かかりました。かなり面倒です。10分後に承認状況を確認したところ承認されていました。

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ESTAの効果を検証するには同時に飛行機を降りた人とどちらが先に入国審査を終えたかを確認しなければなりません。残念ながら家族旅行で検証するわけにはいきませんが、通常の審査に並んでいる列の長さなど旅行記の中で報告したいと思います。