【朗報】ANA燃油サーチャージ引下げ 8月発券分から
今年2月から復活した燃油サーチャージですがANAは8月発券分からの引き下げを公表しました。上昇傾向だっただけに嬉しいニュースですね。どのくらい引き下げになったか紹介します。
燃油サーチャージは航空燃料のシンガポールケロシンの市況価格の2ヶ月間の平均の価格によって決まります。具体的には円換算で6,000円以上になった時に国際線のみ徴収されます。
4~5月の平均価格が6,947円になり2月~3月の平均価格を下回ったことからANAは引き下げを公表ました。ちなみにJALからはまだ公表はありません。
航空会社によって徴収額も異なり、中東の産油国の航空会社は徴収額が低い傾向にあります。アジアではタイ航空が低くシンガポール航空は高く設定されています。
いくら引き下げになるのか
引き下げ額は以下のとおりです。
- ヨーロッパ、中東、オセアニア 7,000円 ⇒ 3,500円
- ハワイ、インド、インドネシア 4,000円 ⇒ 2,000円
- タイ、シンガポール
- ベトナム、グアム、サイパン 2,000円 ⇒ 1,000円
- 中国、香港、台湾、マカオ 1,500円 ⇒ 500円
- 韓国 300円 ⇒ 200円
概ね半額に引き下げられるようです。今年2月に徴収が復活した際の徴収額に戻る形になりますね。原油価格の高騰と聞くと誰が儲かっているのか知りたくなります(笑)
過去最高は2008年10月の欧米線で33,000円でした。1人往復66,000円だなんていくら特典航空券でも躊躇してしまいますよね。
特典航空券への影響
マイレージプログラムによっては特典航空券発券の際に燃油サーチャージを徴収しないものもありますが、ANAについては徴収されます。ANA便以外の提携航空会社の特典航空券を発券する場合は利用する航空会社の設定額が徴収されます。
原油価格が高騰している時はせっかく特典航空券を発券してもお得感が薄れてしまいます。今後も原油価格が下がり続けてくれることを祈ってます。
先日フィリピンに厳戒令が出たことから旅行先を変更したことを記事にしました。
8月1日以降に同一航空会社、同一路線で変更すれば変更手数料がかからず8月以降の燃油サーチャージが適用され差額分が返金されます。空席があればですが8月1日以降に検証してみたいと思います。