30万マイルの使い道 ビジネスクラスの特典航空券で旅行
6月末の陸マイラー活動の実績から恐らく今月末では30万マイルを越えるでしょう。
順調に活動している陸マイラーの多くは贅沢なことに使い道に悩むことでしょう。今回はその使い道を考えてみました。
〈目次〉
30万マイルあったら何ができる?
ポイントサイトを活用してマイルを貯める方法に出会わなければ30万マイルなんて想像もしなかったでしょう。では具体的に何回、どこまで行けるのかシミュレーションしてみます。
・国内旅行に行く場合
仙台空港からの最長路線は沖縄(那覇)です。レギュラーシーズンでは往復18,000マイル必要になります。
一般的な4人家族の場合、1回の旅行で72,000マイルが必要になります。30万マイルがあれば4回沖縄旅行に行ける計算になります。
・海外旅行に行く場合
私が大好きな香港旅行を想定してみます。レギュラーシーズンで往復20,000マイル必要になります。
一般的な4人家族の場合、1回の旅行で80,000マイルが必要になります。30万マイルがあれば3回香港旅行に行ける計算になります。
なかなか行けないハワイ、アメリカ本土、ヨーロッパ方面の長距離を想定してみます。
エコノミーであれば往復35,000~60,000マイルなので、4人家族であれば最高240,000マイル必要です。30万マイルあれば1回旅行に行けることになります。
ビジネスクラス旅行を考える
先ほどのシミュレーションでは沖縄であれば4回、香港であれば3回往復できることを紹介しました。しかし、現実問題として長期休暇を年に3~4回取るのは難しいですし、共働きの場合であれば休暇を合わせることも難しいでしょう。
そうなるとポイントサイトの活用に慣れた陸マイラーはどんどんマイルが貯まるけど消化し切れないという贅沢な悩みにぶち当たります。そんな時、1回の旅行を豪華にビジネスクラスでという考え方もあります。
陸マイラーの醍醐味はやはりビジネスクラスでの海外旅行でしょう。残念ながら私はまだ経験がありません。
通常航空券を購入する場合、エコノミーとビジネスの金額差は約3倍以上です。
香港行で検索してみると、エコノミーが56,000円です。
ビジネスで検索すると164,000円で約110,000円の差がでます。2人分だとしても32万円なんて飛行機代だけに簡単に出せる金額ではありません。
エコノミーとビジネスは飛行距離が大きくなるほど差額が大きくなります。
ところが特典航空券のエコノミーとビジネス必要マイルの差は2倍程度です。しかも陸マイラー活動で手にしたマイルなので自分の財布を痛めることはありません。
下の写真はANAのビジネスクラス「スタッガードシート」です。独立性が保たれフルフラットになります。
こんな座席で過ごせたら疲れ知らずで移動できます。
また、機内食もエコノミーと比べると雲泥の差です。
私もいつかハワイやヨーロッパなどの長距離路線をビジネスクラスで移動するのが夢です。
ビジネスクラス特典航空券は極僅か
記事タイトルの30万マイルがあれば、ハワイやアジア路線の家族4人分のビジネスクラスの特典航空券が発券できます。これで30万マイルの使い道決定といきたいところですが、ビジネスクラスの特典航空券は解放座席が少なくてほぼ取れないのが現実です。
先ほど紹介した香港路線ですが、ほとんど「△」が付いています。「△」は「残席わずか、空席待ち」なんですが、クリックして進むと「空席待ち」がほとんどです。
極僅かなビジネスクラスを予約する方法
では、ビジネスクラスの特典航空券を予約する方法を考えてみます。
・近距離路線を使う
近距離路線とはソウル・中国路線です。ANAの運航は「羽田ーソウル(金浦)」、「成田ー上海」などがあります。
11月のソウル路線の空席状況ではまだ空席があります。
しかし、飛行時間は1~3時間程度なので、少々もったいないような気がします。
・観光需要が少ない路線を使う
国際線の搭乗目的は基本的に「ビジネス」と「観光」で成り立っていると思います。
「ハワイ」のような観光路線のビジネスクラスは解放座席が少なく、ビジネス路線は特典航空券が取りやすい傾向にあります。
あまり聞いたことがないですが「ムンバイ」路線についてはかなり空席がありました。
ムンバイはインドの都市で、調べるといくつかの旅行記が出てきます。
聞きなれない地に行って海外旅行を満喫 できるか少々心配ですが、旅慣れた方であれば選択肢のひとつになるでしょう。
・上級会員になる
飛行機に搭乗する際「ダイヤモンド、プラチナ~」という感じで優先搭乗のアナウンスに聞いたことがあるかと思います。それらに該当する方が上級会員です。
ANAにおいては「ダイアモンド・プラチナ・ブロンズ」の3つのステータスがあります。
これらのステータスを持っている方(ブロンズ以外)は特典航空券の枠も大きくなりビジネスクラスも予約しやすくなります。
次回はこの上級会員について整理して紹介したいと思います。