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東北のパスポート保有率が全国ワーストという理由を考えてみる

 

先日の新聞記事で東北のパスポート保有率が地域別で全国ワーストという記事がありました。さらにYahoo!記事にも掲載されていたので、自分なりに考察してみたいと思います。良かったらお付き合いください。

 

《目次》

 

パスポート保有率の事実

 

 新聞記事及びYahoo!ニュースからの引用になりますが、県内人口に対する保有率の状況は以下のとおりです。

  • 青森県民 9.0%
  • 岩手県民 9.7%
  • 秋田県民 9.2%
  • 宮城県民 15.4%
  • 山形県民 12.3%
  • 福島県民 13.8%
  • 全国   23.5%

全国平均と比較するとどの県も大きく下回っています。南東北の3県については、仙台空港が近いこともあって10%以上の保有率ですが、北東北の3県に限っては10%を下回る状況で四国地方の14.3%を大きく下回っているそうです。

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保有率が低い理由を考察

 

新聞記事の見解

 

大手旅行代理店の見解が掲載されていて、「海外志向が希薄な理由ははっきりせず、県民性、地域性」というものでした。確かにそれはあるかもしれませんが、新聞の見解としては少し物足りないですね(笑)。僭越ながら私なりの見解をまとめてみました。

 

国際線の就航が少ない

 

私の中ではこれが一番かと思います。仙台空港には国際定期便が就航していますが、路線は限られていて価格競争が働きません。よって、航空券は高い傾向が定着し、海外旅行=高い(金持ちがすること)というようなイメージが植え付けられています。私も海外旅行から帰ってくると「いくらかかったの?」とかよく聞かれます。あとで紹介しますが、ほとんどがマイルを使って無料航空券で旅行しています。

仙台空港以外で国際定期便が就航しているのは、2018年3月時点では青森空港のみです。こちらはさらに路線が限られているので、価格競争は無いと言っていいでしょう。

 

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冬の遊びに困らない

 

東北でなくても冬は寒いです。屋外のテーマパークへ行っても寒いですし、遊ぶ場所に困りますよね。冬は旅行のオフシーズンですし、そういう時は南国に行ってのんびりなんて考えたくなります。

ところが、東北の冬はウィンタースポーツシーズン真っ盛りです。自分は宮城県在住ですが、車で1~2時間圏内にたくさんスキー場があります。大学生や20代の社会人は冬でも遊ぶ場所に困らないというのも海外に目が向かない理由かと思います。

 

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修学旅行が国内志向

 

最後にここが改善されれば劇的にパスポート保有者が増えるのではないかと思います。東北の公立高校の修学旅行が完全に国内志向です。中にはソウルや台湾に行くという高校もありますが、国内と海外の選択制になっていて国内を選択する生徒が多いそうです。私は関西一択で寺見学に飽きたのを覚えています。この年になれば楽しいんですがね。

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海外の雰囲気に興味を持ち、また海外に行きたいと思う青年が必ずいると思います。その青年が家族を持ち、家族で海外旅行に行き、子どもも海外に興味を持つという構図が出来上がるように思えます。

我が家も家族旅行を楽しんでいます。未就学児の海外旅行には賛否両論があると思いますが、子どもは5歳までに8回渡航しています。海外旅行の楽しさを知ってほしいというより日本の良さを知って欲しいと思ってます。日本ほど安全で食べ物が美味しい国はありません。気のせいかもしれませんが、帰国が一回りたくましくなったようにも感じます。

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東北でも海外は身近

 

長々と取り留めのないことを書きましたが、自分も微力ながらパスポート保有率の向上に貢献していきたいと思ってます。

少しでも海外に興味がある方は明日から貯金ではなくマイルを貯めることをお勧めします。アジア圏であれば簡単に家族分の航空券を無料で獲得することができます。以前仙台空港とマイルの関係を記事にしました。良かったらご覧ください。

 

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もしマイルに興味を持たれた方はこれからのマイルの貯め方も紹介していますので良かったらご覧ください。

 

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